「ツボってなんだろう?」
「ツボ押しを本で見かける」
「経絡ってなにかな!」
「秘孔ってあるの?」
このような検索をしている方は経絡経穴に興味があるのかもしれません。

秘孔ってあるのかな?
アベシってなるの?
そこで今回は「経絡経穴」に関心がある方に、現役の鍼灸師「鍼灸屋小久保」がお話をさせていただきたいと思います。
経絡経絡とは!
経絡と経穴(ツボ)は、東洋医学の概念で、身体のエネルギーの流れと経絡上の重要なポイントを指します。



東洋医学の難しいところは、この曖昧な表現!
経絡も経穴(ツボ)も実際に見えないものです。



信じるか信じないかは、あなた次第!!
経絡とはラインのこと
経絡とは、特定の内臓と機能的に連動している連絡路を皮膚面に投影したもので、気血(きけつ)と呼ばれるエネルギーが流れる通路です。
経絡は身体の表面を巡り、体内に入って各内臓までめぐっています。経絡は経脈と絡脈の総称で、経脈は人体を縦に流れて経絡の基本となり、絡脈はそれらを横につなぐ分枝です。





経絡は12本あります。
内臓の名前がついていることが多いです。



例えば、肝臓、腎臓、心臓、肺臓など



経絡はラインのことです。
例えば電車でいうと中央線!


経穴とは駅のようなもの
経穴(ツボ)は、経絡上の要所に位置するポイントで、体表との開□部です。経穴は、経絡の気の流れの滞りが出やすい所といわれています。
経穴には、腹部には募穴(ぼけつ)、背部には兪穴(ゆけつ)と呼ばれる内臓の解剖学的部位を表すものがあります。





経穴はツボのことです。
全身に365個以上ありますが、効果が似ているツボもあり、実際に治療で使うのは50個くらいと私は思っています。



ツボは主要な駅みたいな感じで、交通量が多い駅ほどよく使われます。
東京駅、新宿駅、渋谷駅、上野駅など!



ツボだと、合谷、百会、足三里など





なんで全部のツボを使わないの?



効果が似ているツボがあるからだよ。
僕は似ているならメジャーな方のツボを使っているね。
経絡と経穴で診断や治療ができる!
経絡と経穴は、病気の診断や治療において重要な役割を果たします。経絡は体内のエネルギーの流れを示し、経穴はその経絡が体表に表れるポイントです。
経穴に痛みや腫れ、へこみなどの異常が現れると、その経穴が関連する臓腑に何らかの問題が生じていると考えられます。
また、経穴に鍼やお灸などの刺激を加えることで、気や血の循環を改善し、臓腑の機能をサポートすることが可能です。これにより、身体の調和を取り戻し、健康を促進する手助けをします。


経絡経穴の重要性
体調が優れないと感じたとき、実は「経絡」の流れが滞っていることが多いです。経絡とは、私たちの体の中に通っているエネルギーの道であり、これがスムーズに流れることで、自律神経や内臓の機能も正常に働きます。
特に肩こりや腰痛といった体の痛みは、経絡の流れが悪くなることによって引き起こされることがよくあります。経絡が滞ることで筋肉が緊張し、血液の循環が悪くなり、それが痛みや不調の原因になるのです。


だからこそ、経絡のバランスに目を向けることが大切です。鍼灸治療などの専門的な方法を利用することも良いですが、日常生活の中で経絡を意識したセルフケアを行うことが、健康を保つために非常に重要です。
ぜひ、経絡に注目して体調管理をしてみてください。そうすることで、心身の調和が図れ、より快適な毎日を過ごすことができるでしょう。
まとめ:経絡経穴について
自律神経の乱れや体の不調は、経絡経穴のバランスが崩れていることに関係していることも多いです。鍼灸や整体といった専門的なアプローチも効果的ですが、日々のセルフケアも大切です。自分の体に耳を傾け、経絡の流れを意識してケアすることで、健康な毎日を取り戻す手助けになるでしょう。